海老名整体とれいん整骨院/腰痛の基礎知識
2021/04/22
海老名駅徒歩7分整体海老名とれいん整骨院です。当院ではぎっくり腰など急なケガの保険診療、交通事故、産後ケアなど様々なメニューがございます。お体のことでお困りの際は海老名整体とれいん整骨院にご相談ください。ぎっくり腰などの急な痛み、いつもなんだか痛い腰の痛みなど腰痛はみなさん一度は経験したことがあるのではないでしょうか?今回は腰痛についての基礎知識です。
腰痛は人が4本足の動物から進化し、2本歩行になった時から始まったとされ、人間の宿命と言われています。地面に垂直に立った人の背骨は、重たい頭や胴体など上半身にかかる重力のすべてを支えなければまりません。立っているだけでも腰に負担がかかるのに、少し前屈の姿勢をとったり、重たい物を持ったりすると、さらに負担が大きくなります。このように、常に重力にさらされている背骨が、悲鳴を上げた状態が腰痛です。腰痛のメカニズム背骨は一本の長い骨ではなく頸椎や胸椎など短い椎骨24個が巧妙に連結して構成されています。これらをつなぐクッションの役割を果たしているのが椎間板です。頭の方から7個の「頸椎」、12個の「胸椎」、5個の「腰椎」、そして「仙骨」と「尾骨」に分類され、このうち「腰椎」部分が腰にあたります。これは体の要となる重要な部分で、座る、立つ、歩くなど、ほとんどの行動は腰を起点に行います。背骨はとても複雑な構造であるため、ほんの小さな歪みが生じただけでも不調の原因になりやすいのですが、その多くが腰痛というサインになって現れます。腰痛の主な種類腰痛には、鈍痛が続く慢性的なタイプと、突然動けなくなるほどの激痛に襲われる急性的なタイプがあります。またその原因も、姿勢の悪さ、激しい運動や労働による疲労や損傷、老化、脊髄神経の異常、内臓や全身性疾患、心因性のストレスなど様々です。ここでは、腰痛の代表的な症状とその原因をご紹介します。
・一般的な腰痛(慢性筋肉性腰痛症)
腰の骨を支える筋肉や靭帯(じんたい)に疲労がたまった状態です。軽い症状なら、比較的早くは回復しますが、筋肉の疲労が積み重なると、腰の筋肉がこわばってうっ血し、鈍い痛みを常に感じるようになります。これが慢性筋肉性腰痛症です。また慢性筋肉性腰痛症は「筋肉痛」の仲間です。
・ぎっくり腰(突発性腰椎捻挫)
ぎっくり腰とは、膝を曲げずに重たい荷物や物を持ち上げたり、急に体をねじったりした時、あるいは十分な準備運動なしで激しい運動をするなど、腰に急な負担をかけた時に痛みを感じるものです。直接の原因は、大きく分けて2つあります。まず、腰椎の周辺にある関節包や靭帯、椎間板(椎骨にかかる衝撃を和らげるクッションのような役割を持つ軟骨)などを強く捻挫したり、大きく損傷したりした場合、何らかの急な動作が加わって背中から骨盤を覆っている大きな広背筋の一部か筋膜が切れたり、引っぱられたりした場合が考えられます。筋膜性腰痛ともいわれます。
・椎間板ヘルニア(腰椎椎間板ヘルニア)
椎間板ヘルニア(正式名称=腰椎椎間板ヘルニア)は、外から何らかの大きな力がかかることで、腰椎部分の椎体と椎体の間にある椎間板に亀裂が入り、中の髄核が押し出され、それが脊髄神経(神経根)を圧迫して激しい痛みを引き起こす病気です。痛みは腰だけでなく、臀部から足にかけてひどい痛みやしびれを感じる坐骨神経痛などの症状を伴い、筋力の低下などを引き起こすのが特徴です。ひどい場合は排尿が出来なくなることもあります。長時間の座り仕事や運転、運動など、背骨に負担をかけている日常生活、椎間板の老化(20歳過ぎると徐々に老化します)、姿勢の悪さによる骨盤の歪みなどがある状態で、急に腰に大きな力が加わることが原因となります。
・腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)
腰部脊柱管狭窄症は、生まれつき脊柱管が狭い場合もありますが、椎間板や椎間関節の老化、変形などにより、脊柱管が狭くなり、脊柱管の中を通っている神経が圧迫されることで痛みやしびれが起こる病気です。40~50代以上、特に高齢者に多くみられ、女性より男性にやや多いのが特徴です。立って腰が伸びた状態の時に痛みやしびれが強く、背筋を伸ばして歩くと、腰から足の裏にかけて痛んだり、足のしびれを感じたり、足がもつれたりするのが一般的な症状で、朝や寒い季節に多く現れます。悪化すると、背中を丸めて寝ないと痛くて眠れなくなるほどになります。
・変形性脊椎症
変形性脊椎症は、椎間板の老化によって上下の脊椎の骨が変形することで引き起こされ、周囲の筋肉・靭帯も弱くなり、腰椎を支える筋肉がこわばって、動作をする時に痛みを感じる状態です。発症は一般に40歳以後で、若い頃から重労働に従事してきた人や激しいスポーツをしてきた人に多く見られ、椎間関節の老化、椎間板症、脊椎体からの骨棘による圧迫などが痛みの直接的な原因と考えられています。体を動かしていると痛みが軽減してくる特徴がありますが、疲れがたまると再び痛みが出てくるので、決して無理をしないことが大切となります。
・その他の腰痛
事故に遭ったり転んだりして、外部から衝撃を受けた後の腰の痛みには注意が必要です。特に高齢の人の場合、打撲だと思っていたら実は骨にヒビが入っていたり、骨折していたりというケースもあります。いつの間にか骨折というやつですね。安静にしていても痛む時や、患部に熱がある、痛みが長引くというような場合は整形外科の診察を受けることをお勧めします。また、腰痛は腰そのものの問題ではなく、内臓などの疾患によって引き起こされることもあります。これらの痛みは、鈍痛となって慢性的に起こることがほとんどです。泌尿器科疾患などのほか、悪性腫瘍の転移などの可能性もありますので、やはり腰痛が長引く時や、寝ている時に痛みがひどくなる場合などは、軽視せずに受診しましょう。
海老名整体とれいん整骨院ではぎっくり腰や急性期の腰痛の保険治療からなかなか治らない腰痛の症状まで様々症状に対応しております。腰痛でお困りの際は当院にお気軽にご相談ください。